コンテンツとコンテクスト。2

ロビン♪

  • 「コンテンツ(商品性)とコンテクスト(物語性)」

って話の第2回。

「アイドルちゃんが売れる為には、コンテンツとコンテクスト、どちらが重要か?」
という議論では無い。

  • コンテンツ力(商品力)があるコト

は、アイドルとして絶対条件だ。
つまり、「可愛い」「歌が上手い」「ダンスが上手い」みたいなモノは、アイドルとしては無くてはならないモノだ。

そんな「一定のハードル」を超えて初めて、「コンテンツとコンテクスト」の話が成立するわけで。

さて、、、

昔と違って今ドキの女の子達、皆一様に可愛いくなった。
メイクのテクニック向上のみならず、体格的にも美しくなってきてる。
そして気軽に手軽に「アイドルへの道」を歩むコトが出来るよぅになっている。
事務所も多いし、オーディションも多い。事務所に所属しなくとも、webを使ってアイドルとなる手段もあるし。
で、「アイドル候補」「アイドル予備軍」「アイドル研修生」ってな人達、例えれば

  • アイドルといぅ山の裾野

の人口はもの凄く広がっているし、どの子を見ても可愛い子達が沢山いて。

つまり、結果として「コンテンツ」で差を出すコトが難しくなってきていて。
だが、「アイドルファン業界」なんてのは、所詮「小さなパイ」でしか無い。
そぅ多く無いアイドルファンを奪い合って、他のアイドルちゃんより上に行くしか手立ては無い訳で。


で、だ!

コンテンツで「差」を出せなければ、他の手法で、差を出して、自らの商品価値をアピールせねばならない。

そしてソレが、、、「物語性」だ。

  • 物語性(コンテクスト)

と言っても、その内容は様々だろぅ。

なので、一例を挙げておこう。我が軍の一例を。


ソレは、、、「℃-ute初期の物語」。


ハロプロキッズの15人。
その半分の子達は、「Berryz工房」としてデビュー。
1stシングルは、SSAを借り切った超豪華pvで、鳴り物入りでメジャーデビュー。
3ヶ月連続シングルリリース。即1stアルバム発売とか、メッチャ「事務所推し」でイケイケだった彼女達。

その一方、残されたキッズメン。
彼女達は「非ベリ」「要らない子」って蔑まされ、全然情報も無く、数年間「干乾し」になっていて。

  • このまま消えちゃうンじゃあないの??

ってな風味。

けど、ね。 
そんな、「残された子達」の才能や実力魅力に気付いていたファンも居た。
干乾しにされた彼女達のコト、ソレでも応援してたファンが居た。

そして、よぅやっと「表舞台」に彼女達は現れた。


始めはFC限定DVDで。
そして、先輩メンバーのオープニングアクトとして。
そして、、、「サーキット」と称した、全国行脚イベが始まって。

当時、彼女達のファンなら覚えているだろぅ。
イベ毎に、どんどんと会場に集うファンが増えて行く。
彼女達を応援するファンが、ドンドンと増えていって。


そして、、、2006年9月10日の、よみうりランド。
彼女達のステージを観る為に、数千人のファンが押し掛けたっっ!!

かつて「要らない子」なんて言われてた。けど、ソレは間違いだった。
だって、、、こんな沢山のファンが、彼女達を応援してくれてるンだものっ!!


、、、てな「物語」。
ソレは、偶然に偶然が重なった、ホントに奇跡的な出来事だった訳だ。



そんな風な「物語性」を、ビジネスに戦略的に利用したのが、AKBホニャララな訳で。


長々と書いてきた。笑
要は、イマドキのアイドルちゃんが「売れる」為には、「コンテクスト」が必要。ってコト。