目標。

Robin4You2010-12-30

、、、今年のレコ大、スマイレージが新人賞だったね♪
2004年のオーディションンで集まった20数人から始まったハロプロエッグ。
そのメンバーの中には、スマイレージのメンバー、そしてTHEポッシボーのロビンたちの姿もあった。
それから6年後の2010年の今、ロビンたちの後輩格のスマイレージがレコ大新人賞受賞。

ポッシボーも、「メジャーデビュー後全シングルオリコン10位以内」って実績はあるもの、「●●大賞受賞」的な、タイトルホルダーとなったコトは無いンだよねぇ(>_<)


さて、今年2010年のTHEポッシボー、そしてNGP!の活動を、一言で表現すれば

  • 「迷走」

と表現するのが相応だと、前のエントリーでも書いた。
迷走してるが故に、ロビンたちアイドルちゃんの活動要件である「ファンを増やす」ってコトが出来ずに、もはやNGP!としてホール紺すら出来ない状況にまでなっている(品ステが開催出来たのは、スペクラが会場を押さえていて小学館が金を出してくれたからなのは有名な話)。

迷走→ファンが増えない→金が無い→イベが出来ない→さらに迷走→ファンが増えない、、、ってな悪循環に陥ってしまって、ホント2011年がどぅなってしまうのかすら見えない状況だ(>_<)


さてさて、そんなTNXだけど、過去を振り返って2006年〜2008年前半に掛けての数年間のコトを思い出そう。
あの時の盛り上がり、現場もファンもメンバーも、メッチャ盛り上がっていたよね!?
石丸イベは毎回満員御礼、入場整理券を求めて、始発で秋葉原へ、行列が万世橋の向こうまで、、、なんてな時代もあった。
あの時の盛り上がりの「理由」って、一体ナニだったか、判る?笑


さらに話を中座して。
今年のアイドルちゃん界隈での話題と言えば、、、「ももクロ日本青年館ライブ開催」ってコトだろう。
数年前どころか、去年の今頃は、UDX電気店のイベントスペースでミニライブを開催するようなレベルのファンシーンだった彼女達が、この1年(ってかこの半年だよね!?)で、あれよあれよとファンを獲得し、この年末には1000人規模のホール紺を、そして来年にはホール紺ツアーを開催するまでに成長した。
ここ数年、ブレイクするアイドルちゃんが出て来なかった。ソレはこの界隈の規模が縮小しているからかと思っていたが、そうじゃあ無くて。
「売れる条件」が揃えば、インディーズアイドルだってブレイク出来るのだ。
ってコトを、改めて思い知らされた。
さて、じゃあももクロちゃんがブレイクした「理由」って、一体ナニだっけ? 
ってな話。


どちらの話にも共通する「理由」ってのがあった。
それは、、、

  • 「目標があった」

からだろぅ。
2007年頃のTHEポッシボー、そしてポッシボーのファンの想い。ってのを思い出してみようか。
当時はまだインディーズで活動していたTHEポッシボー
ハロプロ流れのファンにとっては「、、、何か地下アイドルみたいだね(苦笑)」って違和感ありまくりの石丸って会場での無料イベ。
先輩格のUFAの℃-tueがメジャーデビューをし、日本青年館で(メジャーデビュー後)初単独を開催。
「コレに続くのがTHEポッシボーだ!」と、ファン誰しもが思っていたろうし、その夢を実現させてあげたぃ!って思ってた。
「早く、彼女たちの「本来の場所」に立たせてあげたいっ!」ってファンの想い。
そしてメンバーもそぅ思っていた筈だ。
ハロ紺で、SSAや横アリの大ステージで歌うロビンたちの姿。
コレが「本来の姿」であって、今の石丸店舗廻りイベは、「仮の姿」だ!
「醜いアヒルの子」の寓話の如く、最終的には白鳥になって飛び立つのだ!
ってね。
だし、既存のハロプロには無い新鮮さもあった。
台本通りの仕立てられたお人形さんを見るのでは無く、彼女たちが自分で考え自分で行動するライブを、ロビンたちは魅せてくれていた。
その本物感も、彼女たちを応援する理由になっていて。

で、当面の目標としては「メジャーデビュー」「単独ライブ」、そしてソレを実現する為に「ファン拡大」ってのが、メンバーもファンも、言葉にこそ言わなかったが共通認識として存在した。
目標があって、その目標を実現させる為に、ファンもメンバーもスタッフも、皆が「同じ方向」を向いていた。だので現場には一体感、高揚感、ってのがあって。
そんな雰囲気に惹かれて、更にファンが増えて行く。って良循環がソコにはあった。


ももクロちゃんのブレイクは、丁度そんな頃のポッシボーの現場の状況に近しいのだろう。
ホンダ。さんの巡回先のももクロファンのブログを見ていると、そんな風に感じる。
所謂「俺だけ楽しきゃあいい」ってアイドルヲタ的視点じゃあ無く、「彼女達の成長の様をファンとして支えてあげたい」的なモノ。で、彼女達自身も、「メジャーになりたいっ!」って思っていて、一生懸命に頑張ってる。
その想い、言い方かえると「目標」が明確にあるからこそ、ファンとメンバーが一致団結して現場を盛り上げて、そしてファンが増えていって、結果が日本青年館なのだろぅね。


さてさて、ココまで来て、両者の差異に皆さんも気付いてるだろぅね。笑

アレレ〜っ!? 同じ道なら、今頃ポッシボーは隣じゃあ無くて、SSAなり横アリなりで単独ライブの筈なのに!
何でナンデなんで〜っっ!!!???


実はポッシボーの勢いが「失速」した理由がちゃんとあって。
それは、、、2008年3月4月の出来事だ。


時計の針を2007年末に戻す。
年末のカウントダウンイベの時だった筈、つんく♂氏からメンバーに手紙が渡されて、

  • 2008年4月にメジャーデビュー
  • 2008年3月に初単独ライブ

が発表された。
メンバーもファンも、その告知に熱狂した!
「とうとう夢が叶うんだ!」ってね。

その後リリースされたのが、ラヴメッセージ! ノリの良い楽曲で、更にファンの高揚感
はヒートUP!! 更にファンは増え、単独ライブへの期待は更に高まっていった。
「この勢いが続くなら、数年後は武道館だな!」って本気で思えた。
単独ライブ直前の石丸イベなぞ、450人近く7Fに集い、その熱気は本番さながら、ファンもメンバーもメッチャ熱いライブを魅せてくれた!!


けど、ね。
3月30日の横浜BLITZでの初単独。
それは、まるでハロプロのコンサートのような、「台本通り」の「お人形さん」の彼女たちがステージに立っていた。
先週の石丸イベとはまるで違う、脚本仕立てのステージ。
えええええぇぇぇぇ!(>_<)!


それと、4月のメジャーデビューファアーストシングルは、「家族への手紙」。
HAPPY15、ラヴメッセージ!と、POPでロックなノリの良い曲で盛り上がってきた流れをブッた切る、ファンの望みとは全然違うモノだった(>_<)


コレで、今までファンと共に創ってきた「上昇気流」が、ブッた切られてしまって、失速してしまった。
メジャーデビュー、単独ライブという「目標」も、実現によって見失ってしまった。


そして、ソコから迷走が始まって。
ファンの想いと、運営側の思いが全く一致しない。 ってか、事務所がナニを考えてるのか、ナニをしたいのか、ファンには全く理解出来なくなってしまった。


そして、今に至る訳だ。


今のNGP!の低迷の理由は明確で。

  • 「目標」がファンと共有できない

から、現場が盛り上がらないし、新規ファンも増えない。