ファン。

少し前になるが、経済誌っぽい雑誌に、秋元某氏のAKBプランニング法という特集記事が掲載されていた。
その中で氏は、こんなコトを言っていた。
「僕はマーケッティングはしません」「自分が楽しいと思ったモノをクリエイトするだけです」
、、、嘘つけっ!!笑

マーケティングしない。ってのは絶対に嘘だろwwww 
だし、100歩譲ってマーケティングしないとしたら、偶然なんて不安定で不確かなモノで、スポンサーから資金を提供してもらってると言うコトだぜ。笑

まぁ、そんな戯言はともかくw、今の世の中の商品企画を行う場合、必ずマーケティング調査はマストで行う訳で。
商品を企画する上で、まずはターゲットユーザーを想定し、そのユーザーの志向(嗜好)にあった商品を作り上げて行く。
その過程で、ターゲットユーザーが欲するモノとは何か?の調査を行い、ユーザーの望んだモノを解析し、今後ユーザーが望むモノを商品化する。
単に、今の志向を調査するだけでは無くて、今後の動向を予想し、ソコを狙うのが趣旨で、単に今のトレンドを調査するコトがマーケティングじゃあ無い。


ただ、企画側が想定したターゲットユーザーと、実際のユーザー層が異なる場合。ってのも多々存在する訳で。

若干マ-ケティングから、話が飛ぶのだが。
例えば、トレッキングシューズやら、アウトドアウエアの類。
その商品のターゲットユーザーは、本物のアウトドアマン(ウーマン)を想定し、山野の悪天候でも快適に過ごせるよぅなギア(道具)としての設計がされていて。
が、実際に購入されて使われるのは、都心のアスファルトの上でしか無い。
みたいな、ね。
ただ、プロユース向けの本物である故の魅力があるから、別の用途、ターゲットユーザー以外にも支持されてる。って別の話があるコトは、今回は触れないでおく。


さて、話を戻して、ポッシボーのコト。
事務所やつんく♂氏は、彼女たちのユニット、THEポッシボーのターゲットユーザーを、どのように考えているのだろぅか?
今日、8月18日に無料ライブを渋谷で開く。
それはいつものSCイベとは違い、ライブハウスを使った本格的なモノ(だよね?w)の筈だ。

「無料にするのでファンに沢山来て欲しい」
そんな思いがスタッフには有るのかも知れない。

知れないが、、、
今日は平日だぜ。 しかも大型連休明け第一週目だ。
普通の社会人で、このタイミングで有給休暇なんぞ申請できる人は、もぅ昇進を諦めるか、既にそんな要職ではない人だろぅ。
ってか、普通は休めないよ。笑
で、そんな時期にライブを設定してしまう事務所な訳で。


つまり、、、事務所の想定するポッシボーのターゲットユーザーには、「有能な社会人」ってのは含まれて居ない。ってコトなのだろぅ。
無職とか、人生破綻者をターゲットユーザーにしてるのか? といえば、(そんな輩も現場には居るが)そうじゃあ無くて。笑

恐らく、恐らくだが、事務所の考えるポッシボーのターゲットユーザーってのは、メンバーと同世代だったり、精々大学生あたりで、
つまり今は夏休みで、時間に自由な都合がつけられる人を想定してるンじゃあないのかね?

だから平日昼間に、無料ライブなんか開催しちゃう。


、、、ってのなら、「まだまし」だ。 
全然現実と乖離しているものの、まだマーケティングを行う意思があるのだから。


実は、ってか、ホントは、そんな市場調査やターゲットユーザーなんてモノを何も考えて無くて、
単につんく♂氏の思いつきと、事務所側の都合で、イベやら何やら全部決めてるんじゃないの?

ソコには、「ファンの為」なんて視点は無くて、長期戦略なんてモノも無くて、
単なるスタッフの「ご都合主義」で、すべて物事を決めていて。  なんてコト、無い?笑


やってるか否かは別にして、事務所の想定するターゲットユーザーと、現実のファン層との間には、相当な乖離がありそうだ。
根本的には、事務所のマーケティングが間違っている訳ではあるが、
事務所の狙いと、実際のファンが異なる。って今の状況が健全な訳は無くて。


、、、むしろ事務所は、既存ファンが邪魔なのかもね。
で、既存ファンを駆逐して、事務所の望む姿のファンが増えるコトを画策してるのかも。
その懸念は、ココ数年の事務所の戦略を見れば、納得もできるだろぅ。

  • ナイスガールμ
  • MM学園合唱部
  • チアリーディング
  • COCOLULUタイアップ
  • ゴセイジャー

コレらの企画、既存ファンには不評なモノばかりだ。
だが、視点を変えて、ロビンたちと同世代、もしくはソレより下の世代、小中高生の子供達をターゲットユーザーとしてみるとどうだろぅ?

、、、皆、それ位の世代の子達が憧れたり好んだりするモノばかりだよね!?
チアリーディングは、テニスや新体操、スケートなどとは違って、高校生女子の「リアル」な憧れの姿のヒトツだろぅ。
COCOLULUだってそう、MM学園だってそうだ。
μなどは、むしろその親の世代、子供を芸能人にしたい!って思ってる親御にドンズバな企画だろぅ。



以前、こんな記事を読んだコトがある。
子供向け漫画家の言葉。

  • 「10年続けば一生大丈夫」

その趣旨は、10年経つと子供達の世代は一巡して、また新しい層が流入してくる。
10年間持てば、その次以降は繰り返しで未来永劫売れ続ける。ってコトで。


ナイスガールμなど、まさに「10年後」を狙った企画だろぅ。
もし今スグに売れるコトを事務所がかんがえてるとしたら、ソレはロリコン向けの猥雑なモノでしかない。
そぅじゃあ無いだろぅ。
10年後、モー娘。に加入できる人材の育成と発掘、ハロプロ予備軍の青田買い。そんな目的で彼女達をメンバーにして活動させているのだろぅから。


もともと、TNXという会社の「立ち位置」ってのは、「ハロプロ千年王国樹立の露払い」の任を受けて設立されてる。
つまり、巨大化してもはや小回りの効かない大鑑巨砲的ハロプロの代わりに、試金石的にいろんなトライアルを行う場でもあって。
小さいが故に、失敗しても損失は大した額じゃあ無くて。
上手く行けば、ソレをハロプロでも採用して行く。ってコト。

CD付握手券販売で、オリコン売上を水増しする。って手法を確立は、TNXでのトライアルを経てハロプロで確立した「ビジネスモデル」のヒトツだろぅ。
「告っちゃん!!!!」でのトライアルが、「ドアップ」になり、やがてYouTubeに移行したのも、
「セレンド」で℃-uteが登場したのも、全てが同じ話で。
そぅ言えば、メンバーをプリントしたタオルの販売も、NGP!のが先だったのでは。笑


話を元に戻す。
事務所が望むファン像と、実際のファン層に乖離があって。
で、事務所はその既存ファンを切りたがっていて。
ってのが、事務所の本音だったとしたら、、、どぅだろぅか(>_<)

「ソレは絶対に無い!」
って言いきれる人、居る?苦笑