昔話。

2000年前半。
モーニング娘。人気絶頂期に、ハロプロキッズが結成された。
全員小学生という低年齢に、当時ハロプロファンは戸惑ったものだ。
まだ、時代がソコまで進化していなかった。
ってか、時代を先取りしすぎていた。
あぁ! ZYX!! といったキッズユニットが登場したが、その実力とは裏腹に、大きな人気を得るコトは出来なかった。

そして、Berryz工房の結成。
彼女達も、時代の先取りをしてたが、逆に言えば、彼女達のユニットが先鞭をつけたこのジャンル、キッズユニットのジャンル開拓によって、新たなアイドルジャンルが拡大して行くコトになったといっても過言では無いだろぅ。

ソレまで(キッズユニットに)否定的だったハロ-ファンも、どんどんと彼女達のファンに鞍替えし兼ヲタとなり、彼女達を応援していった2000年中盤。

Berryz工房で新ジャンルを開拓し、本命℃-uteの投入で、キッズアイドル界に磐石の体制を築いたハロプロ。
莫大な広告宣伝費用を費やしたBerryz工房に対し、「サーキット」と称するファンシーン主導のプレゼンでファン増大を果した℃-ute
まぁ、どちらもファン獲得に成功し、キッズアイドル界隈の「ビジネスモデル」を作るコトに成功したUFA
だが、その人気というは、、、「ハロプロファンの推し移動」でしか無かったのも事実。
多くのモー娘。ファンが、ベリ℃ヲタとなった。ってだけで、新規ハロプロファンが増大!って言える程のブームを起こせた訳では無くて。


で、だ!
次に狙ったのが、、、当時ディープなコアな人気を持っていた「地下アイドル界隈」ってなジャンル。

一般大衆に人気になっても、ソレは一過性のブームでしか過ぎない。
ブームが去れば、人気も無くなってしまう。
が、特定のコアなファンを獲得さえすれば、5年でも10年でも戦える。
そんなアイドルファンのホントにコアな層が集うのが「地下アイドル界隈」だ。

そんな層へのUFAの、リサーチや橋頭堡の役割を命じられて結成したのが、、、
THEポッシボーな訳だ。


秋葉原という、地下ドルの聖地に殴りこんでの登場で、実際初期ポッシボーには多数の地下ドルヲタがイベを見に来ていた。
だし、多数のハロヲタもポッシボーイベを見に来ていた。

UFA当初の目的、「ポッシボー経由で地下ドルヲタをハロプロファンに取り込む」って作戦が、成功するかに見えた。


が、、、実際はそんな上手いコトにはならず。
地下ドルヲタには、ポッシボーの「メジャーっぽさ」が眩しすぎて現場を去ってしまった。
一方ハロ流れには、ポッシボー現場の「地下っぽさ」に嫌悪感を感じハロに戻ったり、逆に親和性を発揮して、より地下へと流れていってしまった。

結果ポッシボーは、ハロプロと地下を結ぶ通路。となってしまい、地下ドルヲタを呼び込むどころか、多数のハロヲタが地下流出する結果となってしまった。


THEポッシボーが、ある意味可哀相だったのは、「つんく♂プロデュース」って看板があったコト。
ハロヲタからは、「非ハロプロ」ってだけで興味をもたれず。
地下ヲタからは「ハロプロでしょ」ってその眩しさ故に興味をもたれず。


結果、色眼鏡を持たない真贋を見分けられる本物志向のファンにのみ、その実力魅力を認められるだけに留まってしまった。


例えば、ね。
ハロプロのままで活動していたら、今頃はSSAで単独ライブ公演が出来るエースユニットとなっていただろぅ。
つんく♂プロデュースが無く活動していたら、アイドル戦国時代の覇者になっていただろぅ。


つんく♂氏の寵愛が過ぎて、自由な活動が出来なかったが故に、今の状況となってしまったポッシボーだ。

まぁ、彼女たち自身が「第二章開始」宣言をした2011年、コレから新たな1ページが開かれるっ!!